フィギュアの作り方 〜カマボコ・クッキー式(仮名)〜

はじめに

フィギュアを作るきっかけは、大雑把にいって2つあると思います

 

1.作りたいから作る
2.他人から頼まれて作る

 

1.の場合は、欲しいと思うキャラクターが製品化されてなかったり、自分の好みのサイズやポーズ、表情の物が無かったり、
 市販されていても入手が困難だったりする場合です。
2.の場合は、他人から腕を見込まれて頼まれて作るので、自分でキャラクターを選ぶ事ができません。

ここでは"初心者"向けに説明を進めていきますので、"何を作るのか?"を決める事が重要な要因です。

好きなキャラクターであっても、作る為に必要な情報が欠落していれば完成させる事はできません。
2Dのキャラクターというのは、どの設定画を見ても1面から見た情報しかなく、
しかも必ずしも、正面図と側面図の同じ線がスムーズに繋がらない事は少なくありません。

俗に言う、"2Dの矛盾"です。

正確に作ろうとすればするほど完成は遠のいていき、最終的には完成できなくなってしまいます。
何体かフィギュアを作ってる人達は、過去の経験でこの難関を解決する術を備えていて、
簡単に解決させています。※過去の経験に基づく方法であって誤魔化しやデッチUPとは違います。

ところが、全くの初心者はこの便利な術を持ち合わせていません。

それのリスクを埋める為には、可能な限り多くの資料が必要になります。

初心者が作りたいフィギュアを選ぶ時に、資料の豊富さも必要な条件です。

さらに欲しいフィギュアが市販されてるかどうかです。市販されてるのなら、
ソレを買った方が手間も費用も、時間さえも節約できます。さらに完成度が高ければ尚更です。

作ってる最中に、同じキャラクターが発売されても制作意欲が落ちます。

それでも気にならない、気にしないのなら問題はありませんが・・・


 

2ちゃんねるの模型板にある「フィギュアスクラッチ総合スレ36」にて、
”初心者に作り方を説明する為に作るフィギュアのキャラクターとしてはどんなキャラクターがよいでしょうか?」と

下記の様なレスを頂きました。ありがとうございます、とても助かりました。

かがみん・・・「らき☆すた」という作品に出てくる"柊かがみ"という名前のキャラクターの事。他にも"柊つかさ"さんとか。
けいおんのキャラクター・・・アニメ化に備えてけいおんのキャラクターとか   との事。
宇宙をかける少女レオパルド・・・ロボットです
芋・・・たぶん宇宙をかける少女獅子堂妹子さん
YATといえば桂さん・・・YAT安心!宇宙旅行という作品だと思います。それに出てくるヒロイン"天上院 桂"さん
特子作ってくれ・・・ググってみると"ホビーショップ「ホビーストック」のマスコットキャラ。。。。だそうです。

私なりの条件としては、初心者に魅力があって複雑なデザインでなく面倒な小物も必要ないキャラなのですが・・・
制作意欲の事を考えれば”知名度がそれなりにあって、あまりフィギュア化されていない。される予定も少ない”も
条件に付け加えるべきと判断しました。

自分としては"けいおん”の”平沢唯”さんですね。
原作本も立ち読みしてきましたが、4コマ漫画の割りに全身の絵が多く、資料が豊富。
まだ市販フィギュアが無いって言うのも、良いです。


 

道具やツール

道具

上から、OLFA アートナイフ、セメダイン社 NT D-400、ナイロンの平筆(メーカー不明)、プラねんどヘラ(100均)、
下に敷いてあるのが、ねんど板(100均)
※今回は「ナイロンの平筆」が重要なツールとなります。色を塗ったりするのでは無いので、安い物でかまいません。

今回はマテリアルにラ・ドール(石粉粘土)を使用しますので、上記以外にも「キリフキ」や「水入れ」、
石粉粘土を保存する広口瓶や、手ぬぐい等があると便利です。

※今回、100均の「プラねんどヘラ」を選んだ理由は・・・

ヘラの1本が、アートナイフの刃とサイズがホボ同じだからです。いつもアートナイフの刃をヘラの変わりに使ったり
しているので・・・もちろん他のヘラも使えます。

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